昨夏、
私が長年かけて作ってきた大事な血を、過去に仲良くしてきたお客さんによって、
他のブリーダーに渡されてしまうという、悲しい事実がありました。
私がお譲りしていた男の子を、ブリーダーの持っている女の子と交配して子供を生ませ、
男の子は今後の種オスとしてブリーダーの家に残されました。
すなわち、血を奪われたのです。
知らない間に子供を作られた、という事もショックでしたが、
何よりも、相手がブリーダーというのは、あまりにも身勝手で短絡的すぎて、
深いショックを通り越して、正直 あきれました。。
まさかこのような『裏切り』が、こんな身近で起こるとは考えもしませんでした。
それは、
したらダメなんだよ、、モラルに反するんだよ、、と 皆さんにもわかってもらいたいです。
その人とは数年来仲良くしていたので、その間には、求められるまま何頭もの子犬をお譲りしてしまいました。
以降も、子犬がほしいという欲求が止まらず、 もうこれ以上は・・・と断わった経緯があり。。
そんな中、今回のブリーダーと意気投合したようです。
ほどなくして、その人は、りとる♪ほっぷから離れていきました。
そして、この一連の事実を私の知るところとなったのが、今春。。
すでに昨年の夏には、
この狭い 犬(ブリーダー)の世界で、一番嫌われる行為を、黙って平然と行っていたわけです。
これから、私の血が、そのブリーダーによって使われていくと思うと、嫌悪感を感じます。
複雑な思いに欝々としながら、
このまま知らん顔でやり過ごそうかとも思ったり、
苦しい思いで過ごしておりました。。
悩んだ末、
去る者は追いませんが、しかしこの件はここに公開し、
自分本位の短絡的な行為は厳重に慎んでいただきたく、皆さんにも、その思いを汲んでいただきたいと考えました。
今後二度と起こってほしくないので、
どうぞ皆さまにもご理解をいただけましたら幸いです。
ワンコに罪はなく、
我が家から行ったたくさんの犬達の今後が気になりますが、
『この子たちは金出して買うたんやからもうウチの子や、お宅には一切関係ない!!』
と、冷たく言い放たれた言葉が、今でも心を突き刺します。
これまでの長い年月には色々ありましたが、命と向き合う中で、
一生懸命作った子達が幸せになるよう、良いご縁を紡がなければ、という思いでやってきました。
家族の一員として可愛がっていただけるファミリーとのご縁を、切に願ってやみません。
そして、りとる♪ほっぷっ子達の幸せな姿を見るのが、何よりの喜びとする日々です。
店を持ったのも、少しでも多くの一般の方に知っていただけるように、との思いからでした。
移動や家の子達のお世話を考えると大変な時もありますが、
動ける限り頑張って行きますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
血・・について考える時、皆さんには、
血統というのは、秘伝のようなものであり、
犬舎ごとに独自に作り上げてきた、特許のようなものだとイメージしていただければありがたいです。
りとる♪ほっぷの血脈は、三世代・四世代にも渡って作ってきています。
脈々と流れる血統は、
今は手に入らない血液ラインが入っていたり、先のブリーダーさんからちゃんと正式に譲り受け、
大切に引き継ぎ、試行錯誤しながら、りとる♪ほっぷ色に作り上げてきたものです。
自分本位な考えで、他のブリーダーに血を渡す行為は、禁止させていただきます。
もし繁殖をご希望される場合には、予めお知らせくださいませ。
なお、お迎えされた後に考えが変わった場合にも、必ずご一報ください。
これまでは、信頼関係の元に、口約束にてご理解いただいておりましたが、
こういうことがありましたので、
今後は、書面にて同意書をいただく場合もありますこと、ご理解の程宜しくお願いいたします。
最後に、
チワワのお産は、簡単ではありません。常に危険と隣り合わせです。特に小さな子の場合はなおさら。。
ずっと私は、それを身に沁みながら、苦労と共にやってきました。
できるなら、
一生懸命作ってきた子達に、このような危険を負わせたくはないと、私自身は思っています。
また男の子も、去勢をしないことで抱えるストレスを考えると、人も犬も心安らかに過ごしてもらえる暮らしを願っています。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。